外傷性肩関節脱臼

外傷性肩関節脱臼

 

肩の関節は、大きな球(上腕骨頭)を小さな受け皿(肩甲骨関節窩)で受け止める形をしています。(図1)
この構造は肩関節を動かすために大変都合が良く、広い範囲で肩・腕を動かす事ができます。
その反面、安定性に欠け、 脱臼 しやすい関節であり、脱臼 の半数近くは肩関節で発生するといわれています。

 

なぜ脱臼するの?


スポーツや転倒、転落での受傷が多く見られます。
多くは転んで手をついた時やスポーツで腕を体の後方に強く引かれた時に、肩に捻る力が加わり、「てこ」の作用で上腕骨頭がはねだされ 脱臼 します。

 

症状は?


脱臼 すると上腕骨頭は肩関節の正常な位置からはずれ、そのために激しい痛みがおき、肩関節は固定され動かすことができなくなります。
無理に動かそうとしても、ばねの様に強い抵抗感があり、動かす事は困難です。
外見上では、はずれた肩の丸みが消え、左右の肩の高さが異なって見えます。
肩関節内部では肩を安定させている関節の袋が破れる症例が多く見られ、この損傷を放置するとはずれ易くなり、いわゆる「脱臼が癖に」という状態になる恐れがあります。
特に10~20歳代の若い人ほど癖になりやすいため注意が必要です。

 

肩関節脱臼したらどうするの?


もし、肩が 脱臼 してしまったら、肩の痛みが最も少ない位置で腕を支え、早急に最寄りの接骨院・整骨院に来院してください。

中央通り接骨院 では、痛みの少ない整復方法で治療しますので安心してご来院ください。
また、医療機関への検査依頼や医師の同意にも対応しています。

肩関節脱臼 は癖にならない様に、肩を安定させている回りの関節包や靭帯をしっかり治す事が大切です。
適切な固定と治療が重要、完治するまで通院しましょう。