足首のねんざ(足関節捻挫)

足首のねんざ(足関節捻挫)

 

足首の捻挫ねんざは、スポーツ時だけなく日常生活においても発生頻度の高い外傷(ケガ)の一つです。
特にスポーツの世界では、数ある外傷の中で一番問題になっているのは足関節捻挫だといわれています。
しかし、未だに「レントゲンで骨折はないから大丈夫」「ただの捻挫ねんざ」などと言われ、適切な処置もせず、放置されているケースが多くみられます。

捻挫ねんざ靭帯じんたいというスジの損傷です。重度のものでは適切な処置をしなければ、足関節に不安定性が残り、捻挫ねんざを繰り返したり様々な障害が発症し、将来的には変形性関節症になってしまうこともあります。
捻挫ねんざだからと軽視せず適切な処置・治療を受けましょう。

 

足関節捻挫の多くは「内反捻挫」といって、足首を内側に捻ってしまい起こるものです。主に「前距腓靭帯」と「踵腓靭帯」というスジを損傷してしまいます。
足関節の内側を損傷することは稀ですが、内反捻挫が強く起こると内側の関節がぶつかり、傷めてしまうことがあります。

 

捻挫したら?


捻挫ねんざをしてしまったら、まずは安静にして氷など冷やすものがあれば冷やしましょう(RICE処置)。
そして、大切なのはしっかりとした「固定」です。損傷した(切れた)靭帯を近づけ離れないような関節の角度でしっかりと固定することが重要です。

このような固定は医療機関でないとできません。
中央通り接骨院では色々な固定材料を使い、しっかりとした固定をしていきます。
右の写真は固定方法の一つで、これを包帯でしっかりと動かないように固定していきます。場合によっては、ギプス固定をすることもあります。

 

どれくらいの期間で治るの?


損傷した程度にもよりますが、3週間を目安に考えていてください。
固定して損傷した靭帯を修復させるのに(固定期間が)3週間必要になることがあります。
スポーツ選手では、修復された靭帯の強度、関節の柔軟性や周囲の筋力がスポーツに適した状態になるまでに、さらに3~4週間(リハビリ期間)かかることもあります。

中央通り接骨院では、固定修復させることはもちろん、固定後のリハビリやテーピングなどのサポートもしっかりと行います。
 たかが捻挫、されど捻挫、後悔しないよう軽視せずしっかりと治していきましょう。