変形性ひざ関節症
数ある『ひざ痛』の中で発生率がかなり高く、ほうっておくとX脚やO脚になってしまします。
〇なぜ起こるのか?
ひざの運動回数は一日に数千回以上になります。
これが何10年も繰り返されるわけですから、ひざの軟骨はすり減り、正常な関節の動きができず神経を刺激し痛みがでます。
〇『関節軟骨』とは?
大たい骨(ふとももの骨)と、けい骨(すねの骨)の向き合っている面に、それぞれ3~4ミリの厚さで付着している薄い組織です。
とても柔軟性に富んでいるために、体重の数倍の圧力を吸収することが可能で、骨に直接衝撃が伝わるのを防いでいます。
〇起こりやすい人
・女性が男性の4倍。
・過去に大きいケガ(骨折・じん帯損傷・半月板損傷)をした。
・50代以上。
・肥満(ひざへの負担が大きい)。
・ヘバーデン結節(手の指の第1関節が節くれだつ)の人にも多く見られる。
※骨そしょう症の人には、逆に少ない傾向にある。
〇症状
初期
*動き始め・ひざの曲げ伸ばし・階段の昇り降りのとき、ひざのこわばり・引っかかり・かすかな痛みがある。
中期
*炎症があるので熱を持つ。
*ひざに水がたまる。
*腫れる。
*動かすと音が出る。
*動かせるが痛みがある。
末期
*わずかな動きでも強い痛みがある。 *関節が変形してくる。
〇治しかた
・ひざへの負担を減らすため安静にする。
・肥満の人は体重を減らす
・運動で太ももの筋肉を強くする。