関節水腫
「ひざに溜まった水はぬかない方がよい!」って本当?
皆さんも一度はお聞きになったことがあるかもしれませんが、この噂は本当です。
まず、なぜ「ひざに水が溜まるのか?」ということですが、もともとひざの関節にはわずかに「水」が存在しています。「水」はひざの曲げ伸ばしのための潤滑油であり、ひざの軟骨を保護する働きがあります。
この「水」は、何らかの原因でひざに負担がかかったり、ひねったり、軟骨を痛めたときにたくさん出てきます。これがいわゆる「水が溜まった」状態です。
実は弱ったひざの負担を軽くするために「防御反応」として「水」をたくさん出して、クッションの役目をして軟骨の代わりをしてくれているのです。
みずが溜まると痛みも強くなります。痛みが強くなることによって、「今はひざが弱っているから安静にしてね…」と訴えているんです。
ひざの働きってすごいと思いませんか?
ですから、ひざに溜まった 水 をむやみにぬいてしまうと、ひざはせっかく溜めた「水」がなくなってしまったので、またせっせと「水」を溜めます。原因が治っていない限り、 ぬく → 溜まる → ぬく → 溜まる をくりかえしてしまいます。
しかも悪いことに、「水」をぬくと痛みが激減するんです。
すると本人は痛みが楽になったので普通に歩き出します。
その結果2~3日するとまた「水」が溜まり出し痛みが激増します。いつになってもよくなりません。
中には十数回もぬいた方もいるようです。
そこで・・・溜まった「水」をぬかないで治すにはどうすればいいのか!ということになります。
当院では開院以来ずっと、「水」をぬかずに完治しています。
それは、目先のこと(水が溜まった)にとらわれず、ひざ全体を治療するからなんです。
ひざの状態がよくなれば、溜まった「水」たちは、「俺たちゃもう必要なさそうだから帰ろうぜ」と、どんどん引いていくんですね。
もともと体の中から出てきた「水」ですから、お役御免になれば体の中に吸収されていくわけです。
「水」が減ると同時に痛みもどんどん軽減していきます。
ひざが痛い方は 中央通り接骨院 にご相談ください。
腫れがあったら要注意ですよ。