ドローイン(腹横筋強化)のすすめ

ドローイン(腹横筋強化)のすすめ
《人体の要・腰を安定させる》

 

腹横筋(お腹回りの筋肉群)は、胃や腸などの腹部の臓器を正しい位置に収める重要な役割があり、この筋肉を強化すれば、胃腸の働きが良くなり、便秘の改善、免疫力の強化、またコルセットの役割をし、腰痛予防・姿勢改善の効果が期待できます。

ドローインは、お腹回りの筋肉を使う癖をつけるトレーニングで『体幹の再教育』といわれており、姿勢がよくなり、日常生活の動作が安定します。

まずは30秒、慣れてきたら、常にお腹を意識して、背筋を伸ばすようにします。
最初は大変かもしれませんが、お腹をへこませる時間を少しずつ延ばし、慣らしていきましょう。
一度習慣になれば、リバウンドとも無縁です。

 

ドローイン


1.正しい姿勢をとる。
[背筋を伸ばしながら壁に、踵とお尻、二の腕、肩甲骨、後頭部の5ヶ所をつけ(腰と壁は手のひら1枚分あける)立つ練習をする。慣れるまでは、この状態でやっても良い]


2.お腹をぐっとへこませ、臍を背中の方へ引き込み、下腹までへこませる。(肩が上がらないよう、呼吸に頼らずへこませる)


3.お腹がへこんだら、猫背にならないよう背筋を伸ばし、真っ直ぐ立った姿勢を保って、そのままの状態を30秒キープする。(呼吸は止めないようにする)


 

肩をきちんと引くこと。
お腹が出たり、背中が丸まったりしないよう、背筋をしっかり伸ばしてお腹をへこませる、この二つの動きを同時にやることが重要。
正しく筋肉を刺激できれば、2週間前後で効果が現れます。
変化がなければ、鏡で姿勢を確認し、もう少し強くへこませてみてください。
(お風呂の中で行うと、お腹の動きの悪いところがよく見えますから、入浴のときに習慣にするとよいと思います)


疲労が溜まると、筋肉・関節が硬くなり、ケガにつながります。
ストレッチを習慣にし、予防しましょう。