中高年 ひざの痛み

中高年 ひざの痛み

 

変形性膝関節症』は、中高年におこる膝の痛みの大きな原因になっています。

日本では、約10000万人の方が悩んでいるそうです。そこで今回は、膝の痛みについてお話します。

 

変形性膝関節症とは


加齢肥満筋力低下が原因になり膝関節のクッションの役目をする関節軟骨が、すり減ってしまいます。

その結果、関節内で骨と骨が擦れて炎症が起きたり、関節が変形して水が溜まったりして痛みが生じます。男性より女性に多いといわれています。

女性に多い理由としては、閉経後に肥満や骨粗鬆症になりやすい事もともと筋肉が弱い事が考えられます。そして、これらが要因となり変形が進むと、左右の膝の間に隙間ができるO脚が生じます。

その他に、スポーツ選手・しゃがんだりする動作が多い職業の方・半月板や靭帯のケガをした方は変形性膝関節症になりやすいといわれています。

 

膝の痛みを悪化させない生活を


膝の痛みは、加齢だけの問題ではなく生活習慣も大きく影響します。生活習慣を見直すことは膝の痛みの悪化防止に繋がります。

1.体重をコントロールしましょう。
体重が1㎏増えると歩く時の膝の負担は約2~3㎏、走るときは約8㎏も余計にかかるといわれています。
体重が増えないようにバランスの良い食事や間食・アルコールを控えるよう心がけましょう。

2.普段の動作を見直しましょう。
和式の生活は、日本の伝統的な様式ですが、床に座ったり立ち上がったりする事が多いため、膝には大変負担がかかります。
例えば、畳には座らず椅子に腰かける・寝具は布団ではなくベッドにする・和式トイレを洋式に替えるだけでも負担を減らす事ができます。
また、外出時に重い荷物を一方の肩や腕にかけていると重心が偏ってしまい片側の膝だけ痛めてしまいます。時々荷物を持ち替えて膝の負担を軽減させる事も必要です。

3.運動療法を行いましょう。
太ももの筋力アップやストレッチ・ウォーキングを積極的に行っていきましょう。
また、お風呂の中でストレッチングを行うと膝の関節が固まる事の予防ができ、血行が良くなり痛みが緩和されます。入浴できない場合は、温めたタオルを膝に当ててラップなどで包むだけでも効果があります。

日本人の多くの方が膝の痛みに悩まされています。
普段の生活をほんの少し見直すことで膝への負担が大きく減少します。
ここで紹介した内容を参考に行ってみてください。
ただし 膝が腫れていて痛む時 は、我慢しないで 中央通り接骨院 にお越しください。