痛みの少ない起き上がり方

痛みの少ない起き上がり方

 

腰の痛みは誰もが一生に一度は経験するものだと思います。
腰痛の中でも「ギックリ腰」で来院される方は少なくありません。

「ギックリ腰」とは、あくまでも原因を示してる俗称で、医学的には「急性の腰部捻挫」または「筋・筋膜炎」と今回は腰の痛みが強い場合に、安全で痛みが少ない安静時の動作について説明したいと思います。

 

「立ち上がる場合」(図1)


まずは四つん這いの状態になる事です。
左右痛みの少ない方を選択しますが今回は寝返りのできるのが左として説明します。

①まず左腕を頭の下に置き左足を伸ばした姿勢で

②両肘に体重を乗せてうつ伏せとなり次に両方の膝を曲げて四つん這いとなります。

③次に両膝立ちを経て、片膝立ちとなります。片膝立ちから膝を手で押しながら立ちます。

④この時に近くの物を手で押しながら立ち上がるとより楽にこの動作ができます。

 

「ベッドから起き上がる場合」(図2)


ベッドから起き上がる場合は腰を捻らないように注意をしながら

①膝を立て仰向けの状態にし

②次にその姿勢のまま上体を横向きにして両足をベッドから下ろし、手でベッドを押しながら起き上がります。

③ベッドの縁に腰を掛け両手で両膝を押しながらゆっくり立ち上がります。

※寝る場合は逆の動作で行います。

症状によってはできない場合もありますので、一例として参考にして下さい。